イベントの案内です。
私が神戸市商店街連合会「応援隊」として通年支援業務を行っている「春日野道商店街」(神戸市中央区)で新しい試みが実施される運びとなりました。
「Kasugano Meets」と銘打った「街コン」イベントです。
「街コン」とは「(商店)街」と「合同コンパ」を足し合わせた造語で、「街を盛り上げる合同コンパ」として、地域団体や商店街組織が地域活性化や町おこしを目的に開催するイベントです。
2004年に宇都宮市で開催された「宮コン」が最初とされており、現在は全国各地で趣向を凝らせた内容で実施されています。
簡単なルールを申し上げますと…
・参加者は基本的に同性2名(例外もあり)が単位
・会場となる飲食店舗を各イベントルールに沿って食べ歩きをしながら出会いを求めていく
というものです。
参加費の中に飲食代が含まれており、開催地域の飲食店を短時間で食べ歩き出来るというグルメ的面白さもあります。
開催日時は土日祝日の午後に行われる場合が殆んどです。開場店舗として参加する店も、この時間は通常ランチとディナー営業の隙間(アイドルタイム)であるところが多く、この時間を使ったイベント参加は店の売上やイメージアップが見込まれる販促イベントとしての側面もあります。
さて、この「街コン」、実は神戸市内の商店街が主宰して実施するのは「Kasugano Meets」が初めてなんですって。
実施に至るきっかけになったのは、今年春に春日野道商店街振興組合の理事改選があったことです。
選挙で新しく副理事長兼事業部長に就任された立川さんが、就任当初から強く実施を希望されていました。
立川さんは自称「世話焼き」な性格で、ご自身のお姉さんのために合コンを企画・実施したことをきっかけに、その後も色々と大規模な合コンを開催していたとのことでした。
ただ、街コンを実施するのは未経験で、運営ノウハウを勉強したいという希望を持っていらっしゃいました。
そこで春日野道商店街としては、昨年度から取り組みを始めて良好な結果を残している「子育て応援」に関するイベント事業に加えて行う新しい事業と位置づけをして実施する運びとなりました。
まず、私は「商店街・市場 応援隊」として神戸市商店街連合会よろず相談員の最上さんと相談・協議しました。
そして最上さんが、既に2012年から街コン「いたミーツ」を継続開催している兵庫県伊丹市の「阪急伊丹駅前ひがし商店街」にお願いして協力を取り付けてくださり、立川さんと春日野道商店街理事長の松井さんと共にノウハウを学びに伺いました。
資金面についての応援は、本年度(平成29年)に設けられた兵庫県の商業支援施策「商店街次代の担い手支援事業」の利用を提案しました。
交付申請の手続き・プレゼンテーションを行った結果、申請額の満額が採択されて資金面の不安も払拭することが出来ました。
しかしながら、現実として「街コン」を実施しての地域活性化という手法は少々ブームが過ぎてしまっている感があります。
・業者による「街コン」の乱発開催によりイベントの質が低下したこと
・刑事事件の発生により、「街コン」に対するイメージが低下したこと
・「相席居酒屋」など「街コン」の手法を運営に取り込んだ店が出現したこと
などが理由に挙げられます。
ただし「街コン」の主旨である「地域コミュニティーの拠点として商店街が男女の出会いを演出する」ことは普遍的だと思っています。
特に春日野道商店街の場合は、昨年度からトライしている「子育て応援~小さな子供や家族に向けた施策」と連動させることで、中長期的な効果は計り知れないモノがあると確信しています。
「春日野道で出会い、春日野道で暮らす」
地域商店街が、地域コミュニティーの拠点としての自覚を持った運営を目指すのであれば、このテーマを常時念頭において行動しなければならないと思います。
春日野道商店街の大きな目標に向けた小さな一歩の踏み出し…
私なりにアノ手コノ手を使って出来る限りの応援をしていく所存です。
「Kasugano Meets」の詳細は、春日野道商店街のフェイスブックページ
をご参照ください。
また、参加の手続きは、街コンポータルサイトの申し込みページ
https://www.machicom.jp/hyogo/kobe/C0sNP147729/
あるいは春日野道商店街の会場参加店舗
それでも不安な方は、ワタクシまで何なりとお申し付けくださいませ☆