先日微生物の拮抗作用について書きました。
その際、微生物と言う言葉を「人間」に置き換えても同じことが言えるのではないか?と書きました。
今日はその続きを書いてみることにします。
●何でか知りませんけど、ヒトは一人じゃ居られなく群れたがります。子を作り数を増やし、同じ属性を持つ他のヒト達と群れます。
●何でか知りませんけど、ヒトは群れたら群れを大きくしたがります。
●何でか知りませんけど、群れは属性の異なるヒトを受け入れません。同様にヒトは自身の属性と違う群れには入りません。
●何でか知りませんけど、違う群れ同士が接近すると、そこにはボーダー(境界)が出来上がります。
どうでしょう?
発酵や腐敗に関わる真菌類や細菌類の行動とヒトの行動って、共通点が多いような気がしてならないんです。
言い方を替えれば、ヒトの基本行動って脳の活動はあまり関係なく、太古から続いている微生物の行動を受け継いでるのかな?なんて思ってしまいます。
しかし、ヒトはここからヘンテコになります。
●何でか知りませんけど、ヒトはボーダー(境界)のバランスを自ら崩そうとして争いを起こすことがあります。
大は戦争、小は痴話喧嘩まで、やってはいけないと分かっていても、脳ミソが暴走してしまうとヒトは行動しちゃうんですよね。
時にそれが快感につながったり更なる憎悪に繫がって暴走を止められなくなってしまう…
ヒトは自ら「倫理」というものを作り上げているにも関わらず、それを継続的に実践出来ない実にヘンテコな生き物です。
ですけど私もヒト。ヘンテコな生き物の仲間です。
仕事や趣味などのコミュニケーションにおいて、たま~に怒り心頭に発することもあります(笑)。
しかし、発酵に改めて興味を持ち、生活に取り入れたことで、その回数は更に減りました。
理由は先に述べた通り、ヒトと微生物の行動パターンは、まあまあ似ていると思ったからです。
(知ってか知らずか)他者から私に対する不快な言動があったとしても、
「これは細胞レベルで行動してはるなぁ~この人…苦笑」
と思うことにすれば、大抵の怒りは収まるようになりました。
発酵と向き合う暮らしは、どうやら心の冷却機能も向上するようです。
皆さんも取り入れては如何でしょうか?(笑)