Twitterを眺めていて、最近やたらこのインパクトある装丁の本が出てくるので印象に残っていた。
梅田の書斎(紀伊國屋書店梅田本店)に立ち寄ったら、わりかしドーンと置いてあったので購入。
その名は、
「武器としての資本論」 白井 聡著 東洋経済新報社
購入後、仕事の休憩中にパラっとページをめくり出したら、止まらなくなった本だった。
どんな内容かと言うと、
【「こんな世の中をどうやって生き延びていったらいいのか」という
知恵を『資本論』の中に探っていく、マルクスをきちんと読めば、そのヒントが得られるということを改めて世の中に訴えていきたい。】
(本文より抜粋)
という、一般的な教科書とは切り口の違う資本論入門書だ。
ネタばれになるので、詳しい中身は書かないけど、1度読んだだけでは少し分かりにくくて、2度3度読み返して徐々にしっくり理解出来たような気がする。
そう、松岡さんはこの本を読んで「しっくり」したのだ。
この5年10年、特に商店街・市場「応援隊」の仕事に関わるようになってから、より強く湧き上がり続けていた
【ボワ〜っとした理不尽に対するモヤモヤした気持ち】
が、どこからやって来て現在どんな状況なのか。
を
(マルクス…、ああ何か聞いたことある、資本論…、昔授業で習ったことあるっけ?、何の授業やったかいな?)
くらいの知識しか持ち合わせていない私にも理解出来るくらい平素な言葉で専門用語の解説を交えながら講義してくれているものでした。
最近なぜこんなにヘンテコな世の中でヘンテコな価値観が、大した検証や吟味もなくまかり通っているのか。
この本を何度も読んで自分なりに理解出来ました。
もし、私と同じような疑問を抱いている方がいらっしゃったら、是非購入して読んでいただきたい。
日々の暮らしを、どのように舵を切っていけば良いのか決める際に大きな参考になると思います。