再婚して住まいが神戸から姫路に変わって1年が経過する。
2人が暮らす家で、妻から6畳の部屋を宛がってもらい、私に「自分の部屋」が出来た。うぇい。
自分の部屋で使う机は、引っ越しするときに処分してしまったので、リビングであまり使わなくなっていたテーブルを代わりに使っていた。このたび、そのテーブルを再びリビングで使うことになったため、何か机を手に入れなきゃならなくなった。
1年が経過すると、持ち物も増えたり変わったりするものだ。
本が増えるのは仕方なしとして、これは本棚を追加して解決した。しかし、ミニシンセサイザーやギター、オーディオインターフェイス、そしてモニタースピーカー。これらを出来るだけ使い勝手よく整理して配置出来れば越したことはない。
が、そんな願望をジャストで満たしてくれる机が、この世に存在するのか?もしあるとするなら何処にあるのだろう?あんまり高額では手に入れることは出来ない。
ああ、どうしよう?
思い浮かんだ人物がいた。その名は「ヤマサキマサオ」大先生。
先生に至る思考回路の動きはこうだ。
「机 → 木 → 地元 → ヤマサキマサオ大先生がいらっしゃるではないか!」
先生の発信しているSNSを拝見すると、日々忙しそうにされていらっしゃるご様子だ。
しかしダメ元、SNSで直接に愛のメッセージを送ったところ、いいですよという返事をいただいた。
両者都合のついた、ある平日の夕方に大先生の仕事場へ伺う。
場所は神戸市兵庫区西出町。神戸ドックがエエ感じを出している港町だ。昔はカメラ持って写真を撮りに来ていたものだ。しかしヤレた雰囲気が程々になっており、神戸ドックも新しくなっていた。街並みもボロを手直しして誰だか新しい人が新しいコトをし始めているようだ。ヤマサキマサオ大先生もその一人だった。
昔を振り返りながら神戸駅からノンビリと歩いて愉しもうと思っていたのだけど、空がお腹を下したのか?駅から降りた途端にゲリラ豪雨が襲い掛かった。私が何か新しいコトを始めようと移動するときには、かなりの高確率で雨、しかも相当イカツイ雨が降る。この日も相変わらずだった。
ヤマサキマサオ大先生と久しぶりの邂逅。
雨は商売道具の「木」に良くないのに、嫌な顔ひとつせずに対応してくださる。私に足りないものを沢山持っている大先生へ、今回手に入れたい「机」の「こんなんが欲っすぃぃ~」という要望を伝えた。
1つは地元の木を使ったもの、1つは大きめの天板を使ったシンプルなもの。机というより作業台のようなイメージ。
年齢が年齢だけに、今後大きめの家具を購入する機会がないかも知れないので、地元の木で出来たものを自分の遊び場兼仕事場で使いたかったのだ。
見積してもらい、OK&ゴーサインを出してお金の振り込んでしばらくしてから、ブツは我が家に届いた。しかも、ヤマサキマサオ大先生御自らが配達・組み立てをしてくださるという特典付きの贅沢さとくる。
天板を作る際に余った木材を、こちらの要望でカットもしてもらい、ああだこうだとパソコンやらプリンターやらスピーカーやらキーボードやらのレイアウトを考える。
近くのホームセンターで木ねじと金具と木材の追加を買ってきて、オイルステンを塗って簡単な台を複数こしらえた。
この台が我ながらエエ具合にレイアウト出来て、なんとか置きたいモノを置きたい場所にセットを完了した。ビールが旨すぎる。
まだ余った木材があるので、近々これをヤスリ掛けして折り畳み脚をつけて、ちゃぶ台を作る予定だ。
これで、自分の部屋「松岡食堂」のスタートが間近になった。
ヤマサキマサオ大先生、ありがとうございました。
ちなみに、ヤマサキマサオ大先生のお仕事サイトは
SHERE WOODS(シェアウッズ) http://www.share-woods.jp/
大先生は、よく記事に取り上げられていますので、いくつかリンクを貼っておきます。
ぜひご覧ください。
●六甲山の木と暮らしをつなぐ ~「SHARE WOODS.」山崎正夫さんが目指す、街と山のサステナブルな関係~(神戸市公式観光サイト)
https://www.feel-kobe.jp/column/share_woods/
●神戸から山と消費者をつなげる―シェアウッズ 山崎正夫さん【Think Global, Act Local #3】(note カボニュー)