『Webサイトを「暮らしの道具」として自ら使いこなす』ことで、今をより愉しくすごしませんか?
というのが、私が皆さんにおススメしたいことです。
Webデザインを学んで一番強く感じたことです。
先日は、その目的についてボワ~っとした記事を書きましたけど、今回からはその内容を少しでも具体的に進めていこうと思います。
ネットのコミュニケーションは「書き言葉」で出来ている
色々な情報を収集するのにインターネットは便利です。
しかし、自分が誰かに伝えたいことを簡単な方法で発信できるのもインターネットの魅力です。
道具として使いこなすなら、この「発信」部分も使いこなしたいところです。
「発信」にも色々あります。会社や店のWebサイト、ブログやSNSといった積極的な「発信」も勿論、メールやチャットの返事みたいに閉鎖された状況での「発信」もあります。
どのような「発信」においても、必ず使うものがあります。それは「書き言葉」です。
音声や動画を使った発信もありますけど、それらは必ずと言ってよいくらいに発信情報を補完するための「書き言葉」が添えられています。
つまり、ネットを使いこなすためには「書き言葉」を使いこなすことが大切になってきます。
活字離れとか読書離れという言葉が使われるようになって随分な年月が経っていますが、IoTとかデジタル化がどうのこうの言われようと、「書き言葉」が使えなければ、豚に真珠・宝の持ち腐れになる危険があるのでは?と私は思っています。
世の中がどんどん便利になって色々な機械やサービスが自分の代わりに色々なことをやってくれるようになっていますけど、自分が誰かに何かを伝えることを誰かが代わりにやってくれることはありません。
だからこそ我々は「書き言葉」を含めた「言葉」を使いこなそうとする意識を失ってはいけないと思うのです。
さあ、何か書いてみよう
さて、前置きはこのあたりで。
とにかく、何か書いてみましょう。
私は「書き言葉」を使いこなすために、無料のブログサービスを使って取り組んでみるのを勧めています。
理由は、
- いつでも書けて、いつでも読めて、いつでも書き直せる
- キーボード、スマートフォンの操作が身につく
- 他者の書いてみる文章を読める
- 書いたものをいつでも「発信」できる
といった、書き言葉の使いこなしに必要なポイントが一つにまとまったサービスであるからです。
「私はブログに書くようなことがない・・・」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
心配ご無用です。ブログサービスには「非表示」という設定があります。
ブログを他人に見られない設定にして、「練習帳」として使ってみてください。
同時に、紙に書いてみることを始めても良いでしょう。
皆さんそれぞれ普段の暮らしで多くの時間を過ごす場所に1冊のノートを用意して、すぐ手に取れるところに置きます。
で、何かしら思いついたことをノートに書きしるしておくのです。雑記帳みたいなものです。
これも慣れてくると苦もなく意識することもなく出来るようになってくるでしょう。
時折ページをさかのぼって読んでみると、その時の自分を思い浮びます。ボケ防止にもなりますし、その時に書いたことを読んで何かしら「ひらめき」があることもあります。
名文を書こうとする必要はありません。とにかく何かを「書いてみる」ことから始めましょう。
何を書けばよいのだろう?
いきなり何でもよいから何か書けと言われても、何を書いてよいか分からないと思う人もたくさんいることでしょう。
書くことの大切さを気づくために、私は書くことの面白さを知ることが大切だと思っています。
書き続けたことで「よかった」「ためになった」「助かった」という体験を重ねることだと思っています。
なので、何を書けばよいのだろうと悩んでいる方がいたら、
書き続けられる物ごとが見つかるまでは、とにかく何のことでも書いてみましょう。
とアドバイスしています。
日記でも良いでしょう。あれこれ思い出すことが負担になるなら食べたものを記録しても良いでしょう。ペットや植物の観察でも良いし、普段遊んでいるゲームのことでも良いでしょう。好きなスポーツチームがあるなら、その勝敗記録でも良いでしょう。趣味があるなら、そのことについて書いても良いでしょう。
とにかく、誰に気兼ねすることなく、自分で文章を書いてみることで、すぐに楽しいと感じられなくても、続けることが苦にならないことを見つけるのが、大切なことと思います。
1カ月くらい色々書いてみてから、ページをさかのぼって読んでみてください。
「ああ、あの時そんなこともあったな~。」
という自分だけの振り返りの中で完全に忘れていたことがあったら、それを思い出せたことでもラッキーです。書き続けた甲斐があります。
また、日記でも何でも書き続けた物ごとに対して1カ月後、そのことに対して「敏感」になっている自分が居たとしたなら超ラッキー。
書いたことで、暮らしに愉しみがひとつ増えた、それを表現する愉しさに気づいた、すなわち「Webサイトを使いこなす力」が身につき始めたことになります。
まずは、ご自身のやりやすい方法で書いてみることを始めましょう。